6月8日からの3日間、伊勢神宮~式年遷宮の準備が始まりました。
遷宮とは20年に一度、新しい木材で社殿を作り直し、宝物なども新調して、御神体もお引越しをなさる壮大な伊勢神宮の行事です。
外宮にはしばらく前から町々の旗がはためき、いつもに増して活気づいた雰囲気!
8日は陸曳き~のぼせ車といって
長野や岐阜で切り出されて運ばれてくる木材を迎えるための御車が、宮川河川敷で待機するために「エンヤ!」の掛け声とともに出発しました。
昔は、船に乗せて川を利用して運ばれていたとか。その名残で、宮川河川敷から御車に乗せて人力で運びます。
大きい~!
迫力満点!
9日は内宮で、御樋代木の川曳き
10日は外宮で、御樋代木の陸曳き
樹齢300年以上の立派なヒノキが、宮川河川敷で待機していた御車に積まれて外宮には3本到着しました。
この見事なヒノキは伊勢神宮のために長野県と岐阜県で切り出され、愛知県~一宮市を通って三重を南下し、やっと到着したもの。
300年分の生命とたくさんの人の手を介して、伊勢までやっと到着したという静かな感動。
式年遷宮は1300年の歴史があり、社殿建築や宝物などの伝統技術継承の目的があり20年と定められているそうです。
これから社殿の新設などが始まり、ご神体が新しい神殿にうつる遷御は、8年後の2033年!
その時にはみなさまも一緒に、日本と世界の平和安寧をお祈りしましょう。