少し前に『もうじきたべられるぼく』という絵本を読んでみました。
食肉として育てられる牛さんのお話し。
『アミ小さな宇宙人』のアミちゃんは、動物の生命をいただくということを丁寧に伝えてくれていたり
故安保先生からは、人間の消化機能の観点から、大きな動物のお肉をいただくことを聞かせていただいたり。
そんな私の友人は、アミちゃん以降いっさい動物のお肉を口にしなくなったとかで、徹底しているなと感心したり。
私の場合は、ときどき鶏肉豚肉をいただき、自主的に牛肉をいただくことはごくごく稀になりましたが、人と一緒の時は自然に牛肉もいただくし、息子が食べたいと言えば率先してそうします(^^;
『もうじきたべられるぼく』は、お母さん牛との別れと絆のシーンも、生命の循環のことも、最後には運命をすっかり受け入れている強くて優しい愛の言葉で結ばれていて、こんなに易しい言葉の絵本になって子どもたちが手に取って読める時代になっているんだと実感しました。
作者のはせがわゆうじさんによると、最初は電子絵本として10年ほども前に公開され、後から紙の本として出版されたという経緯があるのだそうです。それも時代性ですね。
気になっていた絵本を実際に手に取って読むことができた後に、つい先日は、革職人さんからこんなお話しを聞かせていただきました。
革は、『もうじきたべられるぼく』たちの皮を使わせてもらうんだけど、みんな一頭一頭ぜんぶ違うんだと。
どこの土地だったりとか、どこを歩いた とか、そんなことによってぜんぶ変わってくるんだと。
だから本当に大切に魂や想いを込めて製作しないと伝わらないと思っている、と。
とてもいいお話しを聞かせていただいたなぁと感謝いたします。
みんなそれぞれ、生まれたところ歩いた道によって同じように見えてまったく違うようになっている。
もちろん、すべての生命に共通することもたくさんあって、同時に、全く無視できない個別のものもたくさんあるっていうことが、その両方を大切にしていきたいなと思います。
このブログではすべてに共通することを紹介しながら
サロンではみなさま固有の生命の輝きに触れさせてもらいながら
それぞれが世界を照らし合い、みんなが共存共栄してゆくことにつながっていく場であれたら、わたしも幸せです☆彡*