大人も癒されて楽しめる絵本の世界

 

大人になっても絵本が好きで、絵本屋さんや読み聞かせ講座などに出かけてお話を聞いていると改めて思います。

 

絵本の選び方、読み聞かせ方に、万人に正しいルールはない!

 

良書の基準というものはありますが、子どもたち自身が読みたい絵本と、大人が選んであげる絵本を半分ずつ、その時のフィーリングで没頭していけるものがベスト!だと思いますね。

 


今日は、子どもたちの成長は、それぞれの個性とペースでいいんだよと安心させてくれる絵本を紹介します。

 

 


①『フレデリック』

 

こちらは、かわいい野ネズミのお話
みんなとはちょっと違う野ネズミ~フレデリックは、集団行動から外れている野ネズミ

 

仲間が働いている間も、自分だけな~んにもしないで、のんびりしたり・・

みんなに「なにやってるの?どうしてみんなと同じようにしないの?」と聞かれながらも、のらりくらりと季節を過ごします。

でも冬がきて、みんなが巣ごもりする季節にフレデリックは・・・

っ!と、心に虹がかかる最後のシーン

□ みんなと同じことをすることだけが正しいのではない
□ 周りに影響されずに、じっくり過ごす期間を見守ってあげる必要
□ それぞれ自分にできることをして関わり合えば、全体が調和する

 

そんなことを、かわいい野ネズミの物語でほっこりしました。

 

 

 

②『ウエズレーの国』

 

こちらは朗読協会で紹介してもらった絵本です。


ウェズレーは、ちょっとイケてない男の子
いじめっ子に追いかけられたりしてしまいます。。

 

 

やがて、”その時” が訪れ・・
ウェズレーは、”その時” から没頭しはじめ、どんどん育っていき・・という逆転ヒーロー物語ですね。

 

 

 

③『Stargirl』スターガール

こちらはちょっと風変わりな女の子のお話。
小学校高学年以上から、大人まで十分に読み応えのある本ですよ。

 


風変わりなせいで、周りから浮いてしまいます。
学校にも行きませんが、ホームスクールといって自分で学んでいるのです。

仲良くなれる男の子とも出会いますが、その男の子も集団と同調することを選んで、女の子と距離を置いたり、、
心が揺れ動きながらも、強い気持ちで成長をしていく感動の一冊です。

 

 

 

④『おいで、もんしろ蝶』

 

すべての女の子とお母さんにおすすめしたい一冊。

 


もんしろ蝶をいつも静かに見守っている池。


あちらこちらを飛び回って帰ってくるもんしろ蝶を、どんな時もそのままに受け入れる池。


特別なことはなくても、平凡で当たり前のような毎日がすごく幸せな一日で、かけがえのない時間なんだと思い出させてくれる絵本です。

 

子ども時代はあっという間。

その可愛らしかったもんしろ蝶も、やがて死を迎え・・しみじみとの命の貴さを感じ入ります。

 

 

 

⑤『ふしぎなともだち』

 

この絵本は、分かりやすく描かれた「引き寄せ」の絵本ともいえそうです。

 


心の深くで感じていることは必ず実現する。

 

「だから自分の願いをしっかり心に描いて、信じていてね!」というメッセージです。

 

作者のあとがきには、物語をつくるときは「物語が育っていくのにまかせる」と書かれています。


流れを信じて委ねていれば「最適な」「その時」はいずれ必ず来る。

 

一人一人が大きな流れと一体となれるように、世に送り出された絵本のように感じます。

 

 

 

⑥『よあけ』

 

絵本の入門におすすめしたい名作。

 

圧倒的な静けさの美があります。

 

自然界と人間と時間とが、ひとつの地球の回転の中に

刻々と呼吸をあわせて混じり合っている美しい世界。

 

 

この絵本には、私自身のこんなエピソードがありますよ。

サロンで、お孫さんに絵本を読んであげているという女性と話していた時のこと。

 

お互いにお勧めの絵本を紹介しましょうという流れになり、私はこの『よあけ』を紹介しようと思っていたら、その方が先にこの『よあけ』をお勧めしてくださったことがありました。

 

無数にある絵本の中からお互いに同じ絵本を紹介しようとしていたなんて、びっくり!


また私が、小学校の特別支援クラスの補助をしていた頃には一年生にこの絵本を読み聞かせました。

みんなじ~っと静かに見入ってくれていたのが、最後のシーンになり、きらきらした瞳で「にじいろや~🌈✨」と、こぼれてきた言葉と表情が忘れられません。


少年と、舟をこぎ出すおじいさんという設定もまた、想像に味わいを加えられるのです。

 



⑦『ねむりひめ』

 

こちらは、京都の「絵本専門店きんだあらんど」 さんで購入した絵本。

 


この絵本の魅力は、なんといっても挿画の美しさ。

思わず見入ってしまう上質の挿画も、子どもたちに見せてあげたいですね。

 

シンプルなのに、描きこまれた表情の一つ一つ
絵本独特の、特別な時間が流れだします。

はっ とさせられる静止のシーン・・どきどき・・
読み終わった後にただよう余韻・・・

きんだぁらんどの店長さんは教えてくれました。
挿画の味わいも大事なんですよ、と。

 

 

絵本をじっくり見ることができれば、人の話しもじっくり耳を傾けられるようになります。

絵本をじっくり読んでもらえる子は、落ち着いて物事に取り組むことができます。

 

絵本の読み聞かせは、人の話を聞く力を育てるんですね。

静止している絵をみながら、耳からも聴いて、脳機能の連携であったり、感受性を養ったり。


大好きなお父さんお母さんのひざの上でぬくもりに包まれて、家族の肉声で語られる物語・・

 


五感を通して 心にも脳にも発育にも、たっぷりの栄養になる絵本の時間を、子どもたちにプレゼントしてあげたいですね🍀

 

 

 

この『ねむりひめ』にも、サロンでのびっくりエピソードがありますよ(^^)

 

表紙がクリスマスっぽいな~と思って、クリスマスの時季にこの絵本をサロンに飾っていました。

 

ちょうど12月24日だったか25日だったか、クリスマスのその日にいらっしゃった方たちが(後に親子セラピーを受講してくださることになるのですが)この『ねむりひめ』が飾ってあるのを見て「きんだあらんどさんで絵本の講座を受けたところなんです」とおっしゃるではないですか!

 

「この『ねむりひめ』はきんだあらんどさんで購入したんですよ!」と。

 

しかも、私もご縁あってある方からきんだあらんどの店長さんをご紹介いただいたので、京都に足を運んで直接店長さんからお話しを伺うことができたのです。

 

 

感謝が尽きない、絵本をめぐる出会いでした✨

 

 

今日も、ありがとう🌏✨

 

今日のありがとうが、地球をめぐりますように🍀✨

 



リ・ヘブンサロンには、今日紹介した絵本はすべて置いてあるので、見たい方はお声かけくださいね。