世界にたった一つだけ、なんとか製作できたマイ・ライアー
背面を彫って(体力勝負で全身ガチガチになった)側面を彫って(大ピンチがあった)前面を彫って(一番難所だった)防水防腐防虫のためのニスを塗って、もう一度特別なニスを塗って、ピンは先生に設置してもらったけれど、弦も自分で張れた。
そうやって生々しく誕生したライアーは、生まれたてより、毎日調弦して毎日奏でて、愛情をかけてあげることで育っていくのだそうです。
それを実感できたのは、9月の中頃でした。
音の広がりが豊かになって、音量も大きくなりました。そうはっきり言えるほど、初期のころとは全く違う響きがあります。
音色には倍音というのがあって、一つの音を鳴らすだけでも勝手に別の音も鳴っているのだそうです。
ライアーの構造上、倍音が響きやすい仕組みのようで、音を重ねるほどにこだまに包まれるような独特の心地よさがあるんですよね。
それは、音そのものの美しさと、倍音の豊かな掛けあわせ なのだと思うようになりました。
もともとたったひとつの音だけでも、温かみがあるやさしい音なんです。
想像できます?ファの音だけでも聴いていられるって・・
飽きずに聴いていられるのシの音色って・・
それ程に、弦をはじいてからなだらかに響く音の波線が心地良いのは、432ヘルツというのも理由の一つなのでしょうが、それはまたの機会に書くことにします。
一つの弦だけを弾いて、別の弦にそっと触れると、小さく振動しているのが指で分かります。
木のボディを伝わって、他の弦も共鳴してるんですね。
ファをはじくと、ラが聞こえてくる
ファ・ラをはじくと、ファ・ラ・ドのハーモニーが勝手に響きはじめる・・
そうやって次々と音が重なって、多彩なハーモニーで空間に変化が起き、虹が出現するんです🌈♪♬
倍音の生の豊かさをぜひ♪ ぜひ♬
想像で終わらせず、耳で、カラダで、体感で聴いてみてくださいね♪♬
今日2022/10.11を倍音day にしたいと思います(^^)/