中学生の子が、眠い時に〇〇を飲むと眠気が覚めると言って、ある缶入りドリンクを愛飲しているようでした。
便利なものや機能性食品などたくさん出回っていますから、それらを否定するつもりはないんです。
ただ、いったん立ち止まれる一線があるとよりいいのかな、という提案です。
・その飲料が封入されたのは、いったいいつ?新鮮?
・どんな成分が入っているのか、知っている?
・そのゴミが、1ヶ月~1年でどれだけ増えつづけている?
・
その子と、缶に表示されている成分をノートに全部書き出してみました。
中には、いかにも良さそうに見える成分も書かれています。
・・・
私も、買ってすぐ飲食できる便利なものを利用することはあります。
だけど立ち止まってみると、本当は何がいいのか、感じ分けることができるように思うのです。

子どもたちは本来、感じることの天才です。
だから五感をフルに使って感知する体験こそが、たとえ知識として知らなくても、感じ分けることができる力を育てていくでしょう。
本当によいものを見極める力を養うのは、本当のものを五感でたくさん感じる体験だと思います。
幼少期から、本物の五感体験を多く持たせてあげたいですし、児童期になれば、便利なものを選ぶ時にちょっと立ち止まって考えてみる機会を作ってあげる。
そうすれば、背景を想像できるようになり、選別の基準が育ってくると思います。
大人はそんな機会を用意してあげる役割があるのではないでしょうか。
便利なものを状況によって選別しながら適切に利用できるように、親子で考え合う機会を持ってみませんか。